来日8年目。日本で好きな場所は伊豆と小樽。
台湾の短期大学で電子工学を学んでいましたが「卒業後は海外で働きたい」という気持ちが大きくなり、まずはオーストラリアにワーキングホリデーに。現地での生活を経験し、英語力を磨きました。その後来日して、現在8年目になります。私は日本の四季によってコントラストが変わる風景が大好きで、仕事をしながら国内をたくさん旅行しましたが、中でもよかったのは伊豆と小樽です。自然がつくる風景と、スイーツもおいしかったですね(笑)生活している大阪は、なんといっても人が親切。初めて来日した時にホテルの場所がわからず、通りがかりの人に道を尋ねたらホテルまで案内してくださいました。大阪の温かさも、順調に仕事が続けられている理由のひとつかもしれません。
友人ネットワークからの紹介で、ソビアルのオープニングスタッフに。
大手化粧品メーカーで海外顧客のサービススタッフとして勤務していた頃、台湾での学生時代の友人から「ホテルソビアル 大阪 ドーム前」のオープニングスタッフを募集しているという情報を得ました。
「語学力を活かせるホテルサービスに携われるチャンス」と考え応募したところ、スタッフとして採用いただきました。
ホテルのオープン当初は確かに大変でした。まだホテルとしての様々なルールが確立されていなかったことが大きいと思いますが、いつもスタッフ同士で意見交換をしていたことを思い出します。ベストなサービスやオペレーションを組み立てていくのに、実際に働く私たちが、自分の考えることをきちんと伝えられる環境だったからか、時間と経験を共有するうちに「ホテルソビアルのルール」が一歩一歩つくられていったように思います。もちろん、まだまだルールはアップデートしなければいけませんが。
後輩スタッフのOJTリーダー担当で意識が変わる。
2019年には新卒入社社員のOJTリーダーを担当することになりました。
それまでも後輩のスタッフは入社していましたが「組織全員で育てていく」という感覚。一人のスタッフの成長をスケジュールも含めて責任を持つことは初めての経験でした。OJTリーダーを経験することで、私の企業人としての意識が大きく変化したように感じます。ミスをして動揺しているスタッフに、次のステップにつながるようにいかに冷静に伝えるか、ということは工夫しましたので、自分自身の「人に伝える」というスキルが向上したと思います。
そして何よりも「人を教える立場であれば、自分自身がスキルアップしなければ」と考え、グループの研修制度であるSMBCビジネスセミナーを受講したり、取得を奨励されている簿記3級も満点で合格することができました。簿記3級の学習は2ヵ月くらい。最初の1ヵ月は参考書を読み、残りの1ヵ月は模擬問題を解いていました。満点であったことは偶然ですが(笑)、私が資格取得にチャレンジできたのも後輩のおかげかもしれませんね。
グループのスケールメリットを活かして仕事の幅を拡げたい。
フロント業務を中心に、ホテルソビアル 大阪 ドーム前でキャリアを積んできましたが、今後は仕事の幅を拡げていきたいという希望があります。例えば、ノブレスグループは奈良や京都にもホテルやレストランなどの拠点があり、海外のお客さまに向けて、大阪も含めた体験ツアーの企画も可能です。単に滞在する宿泊施設をつなげるということではなく、それぞれのエリアでの観光や文化なども体験できる、台湾のお客さま向けのツアーは企画してみたいですね。
まだまだ経験しなければいけないことは多くありますが、最終的にはホテルサービスのマネジメントをめざしたいと考えています。