「インターネット事業とか興味あるかも!」と入社した会社での新たな志。
パソコンが得意で、大学卒業後は大手パソコンスクール企業に入社しました。人と接することが好きだったので、インストラクターの仕事は楽しかったのですが、世の中のパソコンスターター人口が減り、スクールの受講生がどんどん少なくなる中で将来への不安を感じて転職を決意。インターネットを活用して、ウィークリーマンション事業を展開していたノブレスの求人が目に留まり「これは興味あるかも!」と応募しました。公休日が趣味で続けているサッカーの練習日であったことのほうが、当時の志望動機として大きかったかもしれませんが(笑)
ノブレスの社屋は、グループ代表、グループ経営戦略室長、そしてもちろん自社の代表取締役のデスクがある場所。グループ経営メンバーと近い距離で働くことになり、社会人としてまだまだ未熟であった僕は「企業を動かす人たちのスキル」に感銘を受けました。それまでは考えたこともなかったのですが「自分もいずれは会社を支える人材になりたい」と組織マネジメントのポジションを志すことになりました。
「いい会社をつくるには」を考え続け、問い続けた10年。
そんな僕の志が伝わったのか、その後グループホールディングスであるノブレス・セントラルに法人間異動することに。管理部門の業務は何一つ経験がなかったので、全ての業務においてイチからの習得でした。人事や採用などの制度設計を企画するチャンスも多々ありましたが、上長方からは都度厳しく、的確なアドバイスが。新しい仕組みの提案も多かったのですが、周囲の皆さんは根気よくそしておおらかに僕の成長を見守ってくださいました。
現在も同じ思いなのですが「従業員が自分の働く会社に誇りを持ち、全員が信頼と友情で結ばれ、事業成長するにはどうすればいいか」と常に考えていました。自分が企画した制度で、いつか時間を経て「いい会社」になる。その過程にとてもやりがいを感じました。
個性あるリーダーたちと接したことで発見した、理想のリーダー像。
新日本輸送の拠点長への異動内示をいただいた時は、かなり驚きましたね。しかし「これはチャンスをいただいているんだ」と考え、辞令を前向きに受理しました。新日本輸送の事業概要はもちろん解っていましたが、物流に関する深い知識や経験はありません。そんな僕が拠点長に着任してすぐにとった行動は、とにかく課題やニーズをピックアップし、理解していくこと、従業員との小さな約束を一つひとつクリアしていくことです。
僕はメンバーが動きやすく、働きやすい環境を後方支援すること、そして従業員を人として信頼することで「いい組織をつくっていく」というやり方を選んでいます。このやり方を学んだのは、なら和み館の東館長でしょうか。ノブレス・セントラルに所属していた頃は、グループ各社のリーダー方と接する機会も多かったのですが、東館長は従業員に頼りにされ、酒席でも楽しく、人としてとても共感できる方で、理想のリーダー像だと感じました。
知識や経験は自分が努力すれば必ず習得できます。まずは従業員に「人として信頼してもらうこと」を最優先の目標としています。
グループで一番歴史のあるチームの未来を支えるために。
物流はドライバーたちが要となる事業です。トラックを長時間運転するということは、常に命の危険にさらされているということ。責任者としてドライバーの安全とその家族の生活を守ることを第一に、スマートフォンやインターネットを使った新しいシステムを導入する予定です。ドライブレコーダーはまもなく全車に設置されますが、ドライバーの苦労をより丁寧に見守ることができるようになります。
新日本輸送はノブレスグループの中で一番歴史のある法人で、創業50年になりました。物流サービスだけではなく、ノブレスグループのポリシーである「より安全で信頼いただける地域社会づくりに貢献する」を基盤として、ソーラー事業を展開するという個性もあります。
グループを引っ張るチームとなるために、そしてそのチームを支えるリーダーとなるために、今日も組織の課題と対話を続けます。