入社後、奈良の観光に驚く
就職活動の中で、当初は観光業とは別の業種を検討していました。ワールド・ヘリテイジの運営する土産物店「なら和み館」を利用したことがありましたが、入社説明会で、複数のホテルやレストランの経営をしており、国内外の観光客を受け入れている会社であることを知りました。入社前は、奈良は関西の田舎というイメージがあったのですが、自分の地元で全国や海外のお客さまへサービスを提供する会社があることを知り、興味が湧きました。
入社後の配属先がなら和み館でしたが、インバウンドの需要が増えていくタイミングだったため、想像していたよりも多くの海外からのお客さまが来られました。また、なら和み館はお土産購入のための立ち寄りがメインだと思っていましたが、団体ツアーなどでのレストランのご利用が多く、驚いたことを覚えています。
お客さまとの出会いを大切に
現在はホテルアジール・奈良にある「日本料理 かがりや」で料飲部門に所属しています。アレルギー対応などはお客さまの命にも関わるため、慎重に行う必要があります。印象に残っていることは、コロナ禍前後でリピーターのお客さまが来てくださることです。以前、お客さまから初めてチップをいただき、「マスクをとってお話ししたいからまた来るね」と言ってくださいました。同じくグループ会社の催事事業、「東北わくわくマルシェ」で全国での催事に出店した際は、イベントごとにお客さまの層が変わり、新たな出会いに面白みがあると感じています。
多くの拠点を回って得た学びの機会
私の成長のきっかけになったことは、異動や昇進などで環境が変わるときです。私の場合は6拠点と、多くの拠点を経験しています。なら和み館→東北わくわくマルシェ→ホテルアジール・奈良アネックス フロント→本社のノブレス・セントラル→ホテルアジール奈良・アネックス 料飲部門→ホテルアジール・奈良 料飲部門と回りました。異動するたびに仕事の進め方が変わり、当然覚えることが多く、自分の業務を改善していく必要があります。また一緒に働くメンバーも変わり、それぞれの考え方を知ることも学びにつながります。事業によって、段取りの仕方、目標設定、人員配置、サービス対応、国による対応の違いなど、考慮するべき項目もさまざまです。そういった環境の変化に一つ一つ対応したことが、成長につながっていると思っています。
分からないことは質問して明確にする
年齢を重ねると、業務の中の疑問を気軽に質問できなくなると言います。私はSNSなどについて、自分より年齢が下であっても恥ずかしがらずに聞くという姿勢でいます。その理由は入社して間もない頃、自分一人で仕事をしていて注意されたことがあり、「考えても分からないことは聞く」ことを習慣化するようになりました。業務上の効率化につながり、成長し続けることにおいて大事だと思います。
ホテル全体の利益に貢献しキャリアアップを目指す
団体のお客さまの満足度を維持しつつ、効率的なスタッフ配置、ロスが最小限になる仕入れを徹底し、利益確保に貢献していきたいと思っています。お客さまに満足いただいた上で、想定通りの売上と利益が確認できたときは、特に達成感があります。経験を積み重ね、その精度をあげていくことで、諸先輩方のようにキャリアアップを目指したいと考えています。