異文化理解を仕事に
大学で国際コミュニケーションを学び、異文化理解に関わる仕事に携わり、日本の文化であるおもてなしを幅広く発信したいと考えていました。2022 年11月に、海外からのお客さまが戻ってきてからは、フロントでの接客時に大学で学んだ韓国語を活かして業務にあたっています。韓国の方が来られた際、母国語が通じるとわかると表情が明るくなり、安心していただけるときが嬉しく感じる瞬間です。その後、当ホテルについての口コミ評価で、「言葉を理解してくれる人がいてよかった」、「友達に勧めたい」、「また泊まりたい」と書いていただいたり、その場で伝えていただいたりして、やりがいを感じます。
自分の好きな地域の魅力を発信
ワールド・ヘリテイジへの就職を決めたのは、地域の魅力をインバウンドのお客さまだけでなく、日本の方や地域の方にも発信ができると感じたためです。私は「ホテルソビアル なんば大国町」での勤務希望で就職しました。大阪に住んでいて、大学でもこの難波エリアに親しんでいました。会社説明会で地域の事業者と連携し、地域全体を盛り上げる事業を創り出しているということを知り、日本の方にもこのエリアの魅力を伝えたいと思いました。フロント業務の中で、お客さまにホテル近隣の食事場所、難波での観光スポット、例えば、たこ焼きでお勧めのお店などをよく聞かれるのですが、ホテルからの距離、移動方法など、詳細までご案内しています。私の趣味がカフェ巡りなので、自分で訪れたり、調べたりしたお店をお客さまに教えることができます。私が大阪に住んでいると言うと、「じゃあ大丈夫だ」と安心してくれる方も多いです。
一人一人に誠意をもって接する
ホテル業務で想像と違っていたのは、海外のお客さまはしっかりとご自分の要望を主張するところです。「思っていた客室と違うので交換できないか」と直接お伝えになります。その場合、スタッフ同士で相談し、可能なかぎり要望に添えるように対応しています。お応えできない場合もきちんと事情をご説明して、理解していただくように努めています。
ライバルは年下の同期
同期の森山さん(ホテル関西勤務)は、同じく韓国語を話すことができるのですが、入社1年目で、韓国語のホテルフロアマップを作成したそうです。自身の得意分野をホテルサービスに繋げていることを知り、私も趣味や特技を活かし、自分が所属する拠点に貢献したいと感じました。また、ホテルソビアル なんば大国町での予約していたお客さまで、誤ってホテル関西に問い合わせをされていた方がいらっしゃいました。森山さんはお客さまの情報を当ホテルまで細かく共有し、お客さまにもわかりやすく説明し連絡を繋げてくれた件も、情報共有が素早く見習うべきだと感じました。彼女は仕事内容も似ているので、近況報告したりして、意識を高め合うことのできる仲間です。
独自の価値を打ち出せる人材を目指して
今後は、日々の業務で身に付けた接客術や語学のスキルを活かし自信を持って業務にあたりたいです。また、自分自身の成長だけでなく後輩と共にさらにスキルアップができるよう、指導やサポートを行っていきたいと思います。独自の価値を打ち出し、より良いサービスを提供できる人として評価していただけるホテルスタッフを目指しています。